出家希望者の受け入れ

智源寺では、出家を希望される方を積極的に受け入れていきたいと考えています。

自分の人生の苦難の中で仏教に希望を見い出された方。東日本大震災をはじめ、近年の世相の中で仏道を志された方。人生の晩年に心の充足を求める方。出家を志す理由は人それぞれですが、それらの志を全うすることを少しでも応援できればと思います。

出家の道は時に厳しくもあります。思い描いていた世界とは多分に異なることも出てくるでしょう。しかしながら、弛まず精進を重ねていく中で、皆さんにとっての「救い」が見出せることを確信しています。まずは一歩を踏み出して、智源寺までご連絡いただければと思います。

合掌

出家とは

「出家」とは実際にどのような意味合いなのでしょうか。一般的な定義としては、俗世間の生活を離れて僧侶となり、仏の教えに従い修行の道に進むことを指します。必ずしも社会生活から隔絶されるというものではありませんが、これまでの暮らしとはかなり異なるものとなるでしょう。

出家は職業としての進路ではなく、また人生の逃げ道でもありません。あくまでもご自身の意思によるものであるということを十分ご理解ください。こと修行においては、想像以上に厳しい場合もあり、また容易に何かが得られるというものでもありません。したがって、揺るぎない決心が必要となりますが、智源寺は専門僧堂としての歴史も長く、他の僧たちとともに、修行に専念できる環境となっています。

なお、当寺は曹洞宗の寺院ですので、出家後の修行は曹洞宗の宗旨に則ったものとなります。また、当寺は出家の意思をお持ちの方を支援しておりますが、あくまでご本人の意思によるものであり、当寺がその成就を保証するものではない点もあらかじめご理解ください。

 

 

第二の人生として出家を志す方

例えば定年退職後に、第二の人生として出家を志す方もいらっしゃるでしょう。年齢に関わらず、そうした志ある方々にも、広く門戸を開いていきたいと考えています。

仕事に追われる毎日においては、ややもすると「立ち止まる」ということを忘れてしまいがちです。生きるとは何か、死ぬとは何か。今まで必死に抱え続けてきたものを手放してこそ、観える景色もあるのではないでしょうか。

たった一日でも正しく生きることができたなら、それは何も知らずに百年生きることに勝ると云います。ご自身の年齢で出家をあきらめるのではなく、志を起こしたならば、まずは当寺をおたずねください。

 

出家するまで

お問い合わせ後、当寺からの連絡がありましたら、実際にお越しいただき、住職と面談となります。そこで智源寺で受け入れるかどうかを判断します。なお、場合によってはお電話、お手紙の段階でお断りすることもありますのでご了承ください。

受け入れが決まっても、すぐに出家というわけではありません。中には途中であきらめる方もいらっしゃいますので、「覚悟を見極める」期間を設け、まずは参禅者(僧侶見習い)として智源寺で生活していただきます。また、この期間に出家僧侶としての基本的な作法などを覚えていただきます。

参禅期間は人によって異なりますが、これまでの事例からすると一週間から一ケ月ほどになります(あくまでこれまでの事例です)。参禅期間の修行態度等により、受け入れを取りやめることもありますので、相応の覚悟をもって臨んでください。

参禅期間を経て、住職の許しが出ればいよいよ出家となります。

 

出家してから

出家後はそのまま智源寺にて修行生活に入ります。当寺は曹洞宗の正式な修行道場であり、おおよそ数年は修行することになりますが、その後の道は、皆さんそれぞれの希望や、師匠(智源寺住職)の意向によって変わっていきます。

前例としては、大本山永平寺をはじめとする他の修行道場に行く者、曹洞宗の教育機関にて勉強をする者、他のお寺のご老師のもとに修行に行く者、そのまま智源寺にて修行を続ける者、さまざまです。全てが思い通りになるものではありませんが、それぞれの希望に沿って最善の道を探していきます。

一人前になるには相応の精進が必要です。これまでに智源寺で出家をした者も、自身がお寺の住職になるまでに概ね10年前後の期間を経ています(住職にはならないという道もありますが)。すぐに道が開けないからといって途中で放り出したりしないよう、腰を据えて努力してください。

待遇について

  • 食費、宿泊費等はかかりませんが、個人的な出費に関しては基本的に自己負担となります。
  • 出家してから半年から一年を経れば、僅かながら生活費の一部を支給します。
  • 出家に際しての費用(主に衣代等30万円~50万円)は、道心堅固の方には智源寺で負担します。

注意点・お願い

  • 繰り返しとなりますが、出家は職業としての進路ではありません。人生の逃げ道でもありません。ひやかし半分、いたずら半分での問い合わせはおやめください。
  • 問い合わせの際に隠し事はしないでください。例えば持病や借金などを隠されますと、お寺や周りの修行僧に迷惑をかけることになります。
  • 出家に際しては、必ずご家族の承諾を得ていただきます。

お問い合わせ

出家を希望される方は、智源寺住職宛に、お問い合わせフォーム・電話・手紙にてご連絡ください。その後、以降の対応を検討させていただきます。上記の諸注意点を参照の上、不明な点等はご質問ください。

お問い合わせフォーム

智源寺
〒626-0027 京都府宮津市京街道769
TEL.0772-22-2604
住職 髙橋信善